ホオノキの開花

清々しい青空が広がる弟子屈。
気温は20℃を超えて暑さを感じるお天気です。
風が冷たくて気持ちいいのが北海道の良い所かもしれません。本州ではジメっとしていますでしょうか?
さて、そんな中…

ホオノキが花咲いていました。というより、花咲く瞬間を見ました。瞬間といっても、つぼんだ状態から数時間後に開いたわけですが…。
ホオノキといえば私たち人の背丈よりはるか高くに花を咲かせるので、基本的には遠目から双眼鏡やカメラなどを使って観察をしなければちゃんと見れない、といった木。なので目線の高さで観察ができたこと自体ラッキーなんですが、開花の瞬間を観察するということはなおラッキーなんです。ほんの数時間で開きますから「昨日は咲いていなかったのに、今日は咲いている(泣)」なんてことが多々あります。
初めは「ホオノキに白い何かがくっついてるなぁ~?」と思ってよくよく観察してみると、どうやらそれはお花のつぼんだ状態で「もしかしたらこれから開花するのでは!」と思って時間をちょっと開けてみてみると…「やっぱりそうだった!」感動のひとときです。
そしてホオノキは初日は雌しべが育ち、次の日には雌しべは閉じ、代わりに雄しべが開く、といった自家受粉を防ぐサイクルをするので、観察のタイミングが非常に難しい。頻繁にそこに行けると良いんですけどそうはいかないですからね。

今日という日を歩いたからこそ”みることができた自然”
今日でなければ”出会えなかった自然”
毎日が奇跡みたいな日。自然の中で暮らすと幸せが溢れているものです。
皆様の地域にも”小さな幸せ”が足元にあるかもしれませんよ。