野生のトマト?

屈斜路湖畔沿いを散策していると、普段この場所では見かけることがないトマトが生えているのを見つけました。

トマトって野生で生えているものだっけ?近くにキャンプ場もあるし、栽培始めた?
など頭が混乱しながら少し先に進むとそこには…だれかが捨てたであろう果物や野菜とゴミが散乱していました。
初めに見つけたトマトは、おそらく捨てられたトマトの種が発芽し、成長したものでしょう。

キャンプ地や観光地でのゴミのポイ捨ては、昔からある”常識はずれな行為”の跡でしたが、捨てられた野菜が種から成長して実をつけているものは始めて見ました。”常識はずれな行為”によって生まれた命が弟子屈の屈斜路湖にある、ということ。日本最大のカルデラ湖と言われ、観光に訪れる人がたくさんいるこの地に、こういう現状があるということに非常に悲しい思いです。

人の手によって”ありのままの自然”が壊されていく、その壊されていく自然が”当たり前の光景”となっていく…。人の心はどうしてこんなにも汚れてしまうのでしょうか。
ゴミが落ちている自然は”当たり前じゃない”ということ。誰かが捨てているから私も捨てても良い”わけがない”ということ。
ゴミを捨てることで困るのは人以上に、そこで生活をしている”人以外の”生き物たちです。ゴミのポイ捨ては一見小さなことに見えるかもしれませんが、これは巡り巡って海に流れることも有ります。そうすれば海の生き物の生活に大きな悪影響を与えます。我々の健康にもかかわる問題でもあります。小さくなったプラスチックを小さな魚が食べ、その小魚を捕食する魚がそれを食べ、さらにその魚を人が食べる…、初めは小さなプラスチックは毒性は弱くても、繰り返される捕食によって濃度が倍増し、人が食べる頃にはものすごい数値になって健康に悪影響をもたらします。

地球の循環で見ると、我々人間はあまりにも不要なモノを出し過ぎてしまっています。もっと地球に優しい生き方を一人一人が意識して生きていかないといけないと思います。決して難しいことではないはずです。ゴミは”正しく処分すること”ただそれだけで変わるものです。

今一度”地球との生き方”について考え直す機会を作り、地球に優しい生き方をしていけるように”意識”できるようにしてみましょう。

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