身近なキリギリス
日差しが鋭い日となった弟子屈。
お盆中、ひときわ賑やかだった弟子屈町内ですが、お盆が明け、少し落ち着いた様子となりました。
たくさんの方に弟子屈を楽しんで頂けていたら嬉しいです。
さてさてそんな中、緑色の虫が向こうからやってきました。

バッタかな?と思って近づいてみると、随分と強そうな体付きでございますこと…(笑)
どうやらキリギリスだったようです。
久しぶりに近くでキリギリスを見た気がします。
子供のころはよく草むらに入って虫取りをしたものです。バッタくらいなら素手でパッと捕まえることができましたが、キリギリスは素手ではちょっと怖い…(苦笑)
なので、虫取り網を使って安全に捕まえる。捕まえたら「みてみて~キリギリスつかまえた~!」と親に見せつけに行ってました。
私にとって身近なキリギリスですが、この生き物は童話や文学にも登場するんですよ!
イソップ童話「アリとキリギリス」に遊んでばかりのキリギリスとして登場しますよね。
将来を見据えて生きる、備えあれば患いなし、そんな教訓を感じる作品。
文学としては、芥川龍之介さんの「羅生門」にもキリギリスが登場します。
作品の序盤に「この男の外に誰もいない~きりぎりすが一匹とまっている」と登場。”きりぎりす”とありますが実際は”こおろぎ”らしいですが…。
今も昔も我々の生活に身近なキリギリス。私にとってキリギリスは思い出のある生き物なので、久しぶりに会って懐かしさを感じました♪
皆様はキリギリスと何か思い出はありますか?

ちなみにこのキリギリスはメス。お尻に細長い棒のようなものが伸びていますよね?
この管(産卵管)を土に刺して土の中に卵を産むわけです。
子供の時は知りませんでした。大人になってから知る(学ぶ)ことって多いものです。
自然の中にはたくさんの学びがあります。もっと勉強しないとなぁ…(汗)