結氷した湖での白鳥の暮らし

気温10℃と春のような温かいの日が数日あった弟子屈町。結氷していた屈斜路湖もさすがに溶けている個所がありましたが、まだまだ結氷しています。本州では”春一番”が吹いたと宣言されるなど、今年は少し早めに温かくなっているようですね。
さて、毎年屈斜路湖には南下してきたオオハクチョウが数十から数百匹訪れ、旅の休息をしています。
屈斜路湖が結氷する2月の時期にオオハクチョウたちはどのように生活をしているのでしょうか?
湖が結氷するということは、水の中に入れないということ。餌となる藻や草、種子などはどうしているのでしょうか?

実際に弟子屈町にある”砂湯”へ行って確かめてみました。
写真の通り、結氷した屈斜路湖では氷上で休息をしているようです。温かい日差しに当たって気持ちよさそうに寝ていますね。
普段は水中にいる白鳥が氷上にいるってなんだか不思議です。そして気づきましたでしょうか?
写真の中央で唯一起きている白鳥をよーく見ると、足が一本ありませんね?
これ一本しか足がない、というわけではなく、あえて片足立ちしているんです。
タンチョウなどがイメージしやすいと思いますが、これは寒さを効率的に軽減するための野鳥の生きる知恵です。
ちゃんと白鳥にもその知恵があって、このように立っているわけです。

こう見ると結構立派な足をしていますよね。

私たちにとって身近な鳥であり、弟子屈町では町の鳥であるオオハクチョウも、しっかり観察をすると意外な発見があったりするものです。
皆さんもぜひ、身近な生き物をよ~く観察してみてください。「へえ~面白い!」、「そうだったんだぁ~!」という気づきがありますので♪

藻琴山をバックに屈斜路湖で休むオオハクチョウ。

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