早朝の摩周湖

なかなか寝付けず、気が付くと3時になっていたので摩周湖へ行ってきました。

弟子屈町内はこんな感じで、もやッと霧に包まれた状態。
展望台に上がると…

日が昇る前に来れました。摩周岳が凛々しく、摩周湖の上にはベールのような雲海が広がっています。カムイッシュ島もチラッと見えています。ダイナミックな雲海も良いですが、今日みたいな神秘さがある雲海も好きです。

写真ではちょっとわかりにくいですが、日が昇る直前の斜里岳の方向がピンクとオレンジが合わさったような色合いで綺麗でした。

反対方向はご覧の通り。こちらも雲海が広がっています。

この雲海を見るために早起きして来る人が多い日曜日。
雲海の摩周湖を撮影する観光の人。
私は雲海を横目に上空で賑やかに飛んでいるイワツバメ(正確には何ツバメか確認してません)の群れを見ていました。写真を撮っている人からすれば「どこ見てるんだろう?」って感じに見えるわけですが…(笑)

摩周湖ってイワツバメ(仮)が結構な数いるんです。毎回来るたびに元気に飛んでいて、観察してみると面白いんですよ。
個々に散らばって飛んでいたと思ったら、一か所に集まって何かをしていたかと思えば、また散って…その繰り返し。
虫を食べているのかな?と思っていましたが、他にも要因がありそうです。今日で言うなら、ドローンが飛行していたので、それを”敵・得体のしれないモノ”と認識して、一か所に集まり大きく見せて警戒していた、かもしれません。ドローンが遠くに行って安心したら散らばっていった、のかもしれません。
実際のところはどういった行動であったのかは、わかりませんが仮にそうだったのであれば、ドローン撮影は絶景を撮影できるお手軽な機械であると同時に、そこに暮らす野生生物に対しては”敵・得体のしれないモノとして何かしらの影響を与えるもの”に成りえるなと感じました。

国立公園だからとか規制されているからとかそういうルールの話ではなく、同じ地球に生きる生命体として悪影響を与えてしまっているということを認識しているか、自然を大切に想う心があるのか、そういう部分でちょっと心配になりました。

もしイワツバメ(仮)がドローンの回転している羽根にぶつかったら…想像するだけでゾッとします。
ドローン撮影をされる方は十分に自然・野生動物に配慮して飛行していただきたい。

雄大な自然から贈られる絶景は、たくさんの掛け替えのない生き物たちによって形成され保たれているもの。その命も含め、自然の絶景を楽しんでほしいですね。

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