日常の暮らしにある”小さな幸せ”
北海道の東部にある弟子屈町。人口約6600人のいわゆる田舎なわけですが、人が少ないということは自然が豊かであるということ。
こう言うと素敵な町だなと感じます。がしかし、私が幼少期、少年時代は、田舎は「何もなくてツマらないな~」と思っていました(苦笑)
2024年の現在の弟子屈には、ツルハドラッグやサッポロドラッグストア、ニコットや道の駅摩周温泉、弟子屈ラーメンや豚丼くまうしといった観光と生活用品のお店がありますよね?
2000年くらいの弟子屈はどうだったか、というと
ツルハドラッグのあった場所にはガソリンスタンドがあって、ローソンがある場所にはそば屋”いずも”があり、弟子屈ラーメンのある場所にはサンクスがあり、ニコットや道の駅はありませんでした。
そのため、美幌や釧路、中標津にわざわざ買い物に行かなければいけませんでした。(今でもそうかもしれませんが)
ゲームセンターやTUTAYAのようなショップもなく、家でゲームをしたり、漫画を読んだり、カードゲームで遊んだりしていた子供たちが多かったはずです。当時はガラケーでしたから、なおのことです。
あの頃は「弟子屈にもゲームセンターとかTUTAYAがあればいいのにな~、都会にいる人は良いよな~」なんて考えていました。
テレビもTVH入りませんでしたから、ポケモンが見れなかったんです…(泣笑)
そんな弟子屈町には18歳まで暮らし、就職先であった千歳に行くことになり、田舎から都会へ生活が変わり、ウキウキしたのを今でも忘れません(笑)
さて、そんな愛おしい田舎の弟子屈町ですが、”田舎”は決して悪いイメージだけではない、ということを知ったのは大人になってからでした。
まず空気が美味しい!
これ弟子屈で生活をしていると実感しづらいと思いますが、都会で生活をしていたときに初めに感じたのが”空気が悪い”ということでした。それもそのはずで、人口が多い、交通機関が発達している=車が多い、つまり排ガスが溜まるんです。場所によってはまともなところもありますが、やっぱり弟子屈のような清い空気は都会にはありません。これって結構誇れることですよね。
次に星が凄い数見ることができる!
都会になるほど街の明かりというのは眩しくなるもので、夜でも昼のような明るさが広がっています。
一方で田舎は帰り道に街灯がない、暗くて足元がわからない!そんな感じなので、町明かりはそれほど神々しく在りません。そのため、星空が綺麗に見ることができます。天の川がくっきり見えますよね?都会ではこんなにきれいに見れませんよ。
といった感じで田舎には田舎なりの良さがあるわけです。一度弟子屈を出て、帰ってきたからこそより感じる部分です。
そして自分自身の”みる目”を磨くことで、今までなんとなく歩いていた道・見てきた自然の中にはたくさんの”気づき”があることを知り、気づくことで見えてくる世界があります。その”気づき”が”小さな幸せ”なのだと感じることができたなら、ただの日常から、特別な日常に変化し、毎日が楽しく充実したものになると、私は思っています。
そんな感じのことを摩周ネイチャーガイドカササギのツアーでは弟子屈の”自然”を使ってお話をしています。
興味のある方はぜひツアーに参加してみてください。
首を長~くしてお待ちしております!
