摩周に咲く菖蒲

6/21摩周展望台に咲くアヤメ。

摩周湖の展望台に菖蒲(アヤメ)が咲いていました。
上品な紫のお花と、可憐な佇まいに見とれてしまいます。
湿地というよりは、乾燥している場所で生息するアヤメ。
摩周湖の外輪山である摩周湖の展望台は、標高が約700mながらも高山植物が多く生息する環境であり、その中で暮らしているアヤメに「スゴイなぁ~!」と思う私です、はい…(笑)

さて、そんなアヤメですが近くで見ると…

こんな感じのお姿をしているわけですが、紫色のお花の根元が網目の模様になっていますね。虎の模様(虎斑)にも見えますから、きっと大阪のお母様は好きかもしれませんね(笑)
また似たお花としてヒオウギアヤメがあります。こちらは同じように紫の花に虎の模様があるのですが、内花被片が”アヤメ”と比べて小さいです。シマリスのような”ちゃんこい耳”サイズの内花被片がヒオウギアヤメで、エゾリスのような”ピっと立った耳”サイズの内花被片がアヤメと覚えるとわかりやすいのではないでしょうか。まぁ生息環境の違いから推測することもできますが、悩んだときはリスの耳のサイズで比べてみましょう。
ちなみにヒオウギアヤメは、本州では高山の湿地に生息し、7月から8月に咲く植物。北海道の東部では6月から7月に咲きます。道東の小清水原生花園ではヒオウギアヤメが見ごろを迎えていますよ!

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