思い出のミカンの草!?
「あ!懐かしい~!」
私にとって思い出深い植物が庭に咲いていました。それがこちら…

この植物の名前は͡͡コシカギクというキク科の植物です。道端にごく普通に咲く小さな花で、雑草と言われそう(言われている?)な存在。
色味もそれほど派手さはなく、小さい体のため、あまり目立たないのですが、私にとっては思い出のある花なので「あ!」っとすぐ目につきます。
思い出は遡ること20数年前、私が小学校1~2年生の頃のお話です。
小学校の授業が終わり、家に帰宅する道中。通学路はたくさんの遊びに溢れていました。アリが巣に卵を運んでいたり、葉っぱをむしって細かくちぎったり、水溜まりにジャンプして見たり、タンポポの花をちぎったり、バッタを捕まえたり…毎日飽きもせず遊んでいたものです。
とある日、その日も飽きずにプチプチと葉っぱをちぎっていると…
「ん?なんか手が良い香りするぞ!」となったのです。その時にちぎったのが”コシカギク”だったのです。もちろん当時はそんなことは知らないですし、ただの葉っぱぐらいにしか認識していませんでした…(苦笑)
「ミカンみたいな良い香りがする草だな。そうだ!お母さんに見せてあげよう♪」
そう思った小さい私は、2つぐらいコシカギクをちぎって家に帰りました。
「おかえり~!」←当時ただいまをおかえりと言う習性がありました(笑)
家で迎えてくれた母に自慢げにちぎってきたコシカギクを見せました。すると…
「あんた!毛虫ついてるよ!!」←母
えええ!!!当時毛虫が苦手だった私は、ゾッとして無意識に手をパーにして硬直しました。早く毛虫とって~(泣)そんな思いで立っていると…
「なにこれ?花?」←母
どうやら私が見せようとちぎってきたコシカギクが毛虫に見えたようです。
「(なんだ毛虫じゃないのか、良かった!)これ良い香りがするの!ほら!」無事にコシカギクを見せることができました。
その後、母が水の入った瓶にコシカギクを入れてくれました。
そんなちょっとした思い出がある植物なんです(笑)その時はこの香りが私に届いてこの植物を認識するキッカケになったわけです。
大人になってから調べてみると、この香りはカモミールに似るものなんだとか。
一見地味で目立たない植物ですが、もし見つけた時はぜひ触ってみてくださいね。
もみもみすると、良い香りがして癒されますよ♪
