地球ドラマチック

野付半島に出かけた際に立ち寄った野付半島ネイチャーセンター内でこんなものを見かけました。

今から286年前に北海道の山である樽前山が噴火した時の火山灰が積もった層です。
当時の日本は江戸時代、将軍徳川吉宗の頃に北海道では大規模な噴火があったんです。

樽前山はどこにあるのか?というと道東ではないんです。北海道の空の窓口新千歳空港のある千歳市と苫小牧市にまたがる支笏湖周辺にある山です。道央の山の噴火で出た火山灰が風に乗って、道東の野付半島にまで飛んできた、ということ。距離にして約300㎞以上あります。噴火当時は南西の風ということも影響したでしょうが、とてつもない噴火であったことがわかります。

今一度冷静に考えてみると、300㎞以上離れたこの土地に数センチの厚さの火山灰の層があるってスゴイと思いませんか?
当然、樽前山がある地域では積雪量はもっとあるわけで、樽前山周辺で220㎝、千歳市で70~50㎝が降ったそうです。

噴火した時は昼なのに空が火山灰に覆われ、夜みたいに暗かったそうです。

そんな地質的にも歴史的にも面白い北海道の自然。
北海道の旅行先が違っても、とある共通点が見つかるかもしれませんよ!

繋がりを感じることができたら、より深く自然を楽しめるはずです。
私で言うと樽前山に登山に行ったらきっと野付半島を思い出して「ここの噴火した火山灰が野付半島まで飛んで行ったんだなぁ…」となるんです(笑)

知るって面白い♪

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