凍れる朝

太陽が目覚め、弟子屈の町に温かな日差しが広がる。

照らされた町の中にキラキラと輝く白いものが幾つも広がっている。

まるでイルミネーションのように光るその輝きは決して人工物ではない。

そう、その輝きは町の中に生息している木々からくるものなのだ。

夏には見ることのできない特別な光景。

町の中心部に流れる釧路川からユラユラと上がる湯気が周辺の草木にかかり、その水分はやがて凍り付く。

そうしていくつもの水が氷ることで木々たちが真っ白でキラキラした姿になるわけだ。

その水は屈斜路湖から来るものであり、さらにその上流・源流の小川から来る水であり、また摩周湖の水でもある。

いくつもの水が合わさり、川として移動し、湯気となり木々へと移り、命輝いている…そう思うと一層眩しく見えてくる。

霧氷と呼ばれる美しい自然現象が楽しめる季節、冬。

弟子屈は素晴らしい自然に溢れているので、冬も、冬こそ遊びに来てくださいね♪

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