ただの植物オタクですから

本日「野草愛好家KUSACOさんと楽しむ高山植物ハイク」に参加してきました。

KUSACOさんと言えば、皆様ご存じアウトドアメーカーMillet(ミレー)のアドバイザーとして活動している方で、ミレーのホームページに載っている有名な方です。

そんなお方と一緒に藻琴山の草花を一緒に観察して楽しみましょう!というイベントで、参加者が17名もいて賑やかでした。

参加者の多くは登山をよくしている人でしたが、今回のイベントの中で「植物ってあまり注意深く見ていなかったわ~」とか「こんな小さなお花が咲いているんだね~可愛い~」など新たな発見と驚きがあった様子でした。もちろん私も「へ~!」と勉強になったことが多かったです。

ハイランド小清水から藻琴山山頂へ向かうルートを歩き、KUSACOさんが解説してくれた植物は約30種‼注意して見ないと見過ごしそうな小さい花からよく見かけるけど何の花なのか知らなかったものまで解説してもらってお腹いっぱいです…(笑)

ここで全部紹介すると大変なので一部をご紹介します。

小人のトーテムポール

ミヤマハンノキの葉痕がなんだか顔に見えますよね!写真では3つあるので3人の小人ですね(笑)

足元にひっそり佇むオクエゾサイシン。

オクエゾサイシンがここにも咲いていることに驚きました。ヒメギフチョウの幼虫はこの葉を食べて成長し、成虫はこの葉にしか産卵しないといわれています。

ムカゴトラノオ。

小さなお花がいくつも集まって咲いているムカゴトラノオ。下の段も咲くのかと思ったら、そうではなく零余子(むかご)と呼ばれるもので、これが新苗となって繁殖をするという生き方をしています。

たくさんの草花の解説をしているKUSACOさんから溢れ出す植物愛が凄かったので「植物愛に溢れたお話でした!」とお伝えすると

「いえいえ、私はただの植物オタクですから」

とKUSACOさんが言っていて、「なんだかカッコいいなぁ、私もいつか言ってみたいなぁ」なんて心の中で思いました…(笑)

”好き”という気持ちが、たくさんの植物を知りたい!と思わせ、ひとつひとつの命に目を向ける。探求心が高く、色々なこと(モノ)に”気づく”ことができる。気づくこと・個々の存在を認識できることで鮮明になる”自然をみる目”。モノクロの世界からカラーテレビの世界になる感覚。

KUSACOさんはそんな目を持ったかたなので、ぜひ一度イベントなどでお会いしてみてください。植物の知の沼に引き込んでくれると思いますよ(笑)

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