くされだま

クサレダマが咲いていました。
細長い葉っぱが3枚から4枚ほど輪生して、黄色い花が先端に多数つきます。
黄色いお花が鮮やかなのでパッと目に入る植物ですね。
クサレダマという名を持つ植物なのですが…なんともびみょ~な印象を持ちませんか?
腐れ玉ってどんなよ?実が腐った臭いがするのか?それとも花が腐った臭いがするのか?
誰もがそう思うでしょう。安心してください、私もそうでした。
実は草・連玉、クサ・レダマで分けて意味します。マメ科の落葉低木であるレダマという植物がいて、それに似ている草本であることから”クサ・レダマ”と呼ばれたわけです。決して腐った何かがあるわけではありません。
別名で硫黄草(イオウソウ)とも呼ばれていますが、こちらも臭いわけではなく、硫黄のように黄色い花、という意味合いを持ちます。
見た目はたしかに鮮やかな黄色なので、硫黄に似ています。ですが硫黄の臭いはしませんのでご注意を。
弟子屈でクサレダマを見つけて花の香りを嗅いだ時に、硫黄のにおいがするときは、ただただ硫黄山から噴出している水蒸気に乗って硫黄のにおいがするだけですので「硫黄のにおいがするから硫黄草かあ~!」とならないようにしましょうね(笑)
